伊予鉄道に復活した坊ちゃん列車
Iyo-tetsudo/Bocchan-ressha


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 夏目漱石が小説坊ちゃんの中で「乗りこんでみるとマッチ箱のような汽車だ」とたとえた坊ちゃん列車が復活しました。乗りこんでみると本当にマッチ箱のような車内です。乗り心地はお世辞にもよいとはいえず「かなりゆっくり走るビッグサンダーマウンテン(*)の蒸気機関車」って感じです。
 本当は蒸気機関車なんですが、復活したのはディーゼル機関です。伊予鉄道本社前に展示している車両を作り変えたのではなく、新規製造です。
(注*たぶん商標です)

道後温泉駅
伊予鉄道道後温泉駅で、路面電車の終点です。観光客の人はここあたりは多少強力な客引きが多いので注意しましょう。
Iyo-tetsudo/Dogo-On-sen-station.

展示用線路
駅構内では坊ちゃん列車を展示するスペースの引込み線が用意されています。
Iyo-tetsudo/Bocchan-Ressha

おみやげ
坊ちゃん列車に乗るためには、事前予約が必要です。伊予鉄道のHPから予約するか、市内の拠点で予約購入します。代金はおみやげ込み(手提げ袋と皿や手拭など1品)、1日市内電車バスフリーキップ付きで1000円です。ただし坊ちゃん列車には指定された便1回限りに乗車できます。なお、当日空席がある場合には当日券もあります。また、乗車できる区間は「JR松山駅−古町(往復)」「JR松山駅−市駅」「市駅−大街道」「大街道−道後温泉」の区間で、途中止まりません。
Iyo-tetsudo/Dogo-On-sen-station.


画像です。みてみてください。(2003/8/18再編集)
Movie(WMV/7.59MB 4'37")
邪馬台国ならず
 松山には実は邪馬台国ならず、にぎたつ論争があります。「にぎたつ」とは万葉集に出てくる「にぎたつに船乗りせむと月まてば、潮もかないぬいまはこぎいでな」の松山の港なのですが、松山には2つの港、島へ行く「三津浜港」と坊ちゃんが上陸したと言われる京阪神九州路線の「高浜港」があり、歌の「にぎたつ」は現在どちらなのか解明されていません。なお、「東京ラブストーリー」で出てきた梅津寺(ばいしんじ)は伊予鉄道高浜線梅津寺駅下車です。

47都道府県の中で
 愛媛県は47都道府県の中で唯一人の名前から由来しています。司馬遼太郎街道を行くの中ではかなり酷評されていますが(されてもしかたないですが)、もっとも美しい名前だと私は思っています。おひめ様ですからね!

2002.5.18
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