ソロフライトに出ました!
My first solo-flight! 9/25/1999 Ohtone-airfield(MotorGlider)

1999年9月25日、訓練を始めて10ヶ月・20時間29分で遂にソロフライトに出ました。

訓練は最初にエアワーク(完熟飛行・旋回上昇降下失速など)を数時間行い、あとは連続して離着陸を行うタッチアンドゴー(TGL)が主体となります。
タッチアンドゴーはサーキットを周り着陸と離陸を連続して行う訓練ですが、1周する間に主な飛行動作(滑走・離陸・上昇・上昇旋回・レベル旋回・レベルフライト・降下旋回・ファイナルアプローチ・着陸)をすべて行う基本トレーニングで、じっくりトレーニングする必要があります。
特にファイナルアプローチでは操縦桿とラダーで機体の姿勢を保ちながら速度を115kmに保ち、エアブレーキ(スポイラー)で高度処理を行う複雑な作業が必要です。特に滑走路端の緩衝帯に達するあたりでの機速抜けや速度超過に注意し、風に揺られてもすぐに立て直して進入する作業が必要です。
ファイナルアプローチ/タッチダウンで注意する点
1)機速を115kmに固定すること。
2)比較的高度がある時に風に流された場合、通常の旋回方法で手と足で戻すこと。
3)滑走路に接近した場合に風に揺られた場合、操縦桿ですばやく水平を保つこと。
4)向かい風が強い場合、高いところから進入すること(地表近くで機速抜けが発生し操作で間に合わなくなりドン着する場合があるため)。
5)フレアをかけたら沈むまで(接地するまで)じっくり待つこと。決して操縦桿をしゃくってはいけない。
6)地上滑走中はラダーだけで方向を制御すること。
7)接地して急にエアブレーキ(スポイラー)を閉じてはいけない。機体が浮き上がってしまう。
・・(文中に間違いがあるかもしれませんので、教官の言われることを確かめてくださいネ!)・・


着陸してエプロンまで戻ってきました
しかめっ面をしていますが、機体左にあるセスナ172との距離を確かめながらゆっくり進めているところです。

ちゃんと戻ってきたよ〜!って感じです
一連のチェックを終え、オールスイッチオフののち降機しました。

記念写真
JA2343の前でみなさんと記念写真(左から3人目が私)。

バケツシャワーを”バシャ〜ン!”
「バケツシャワーはないのかな〜?みんな親切なんだ〜っ!(TOT)/」って思っていたら、クラブハウスの直前で背後から不意打ちされました!!
なお、このバケツシャワーは冬期はバケツ紙吹雪となります。



 自家用機には全然縁のない愛媛県出身でサラリーマンである自分が、いつの間にか空を目指すようになり、どうにかソロフライトまでこぎつけました。
 一般的に(モグラを含めて)あまり認識度がないゼネラルアビエーションの世界ですが、少しでも世間にその存在と有益性を広められればと思っています。

1999.9.26