2003年に心房細動が判り、症状が治まるか、近年のLCCパイロット不足で国の規制が緩和されるか待っていましたが、磯野波平と同い年54才になったとき「もう年齢的にリミットが近づいている」と考え、処置をすることにしました。 |
1998年12月 | モーターグライダーの訓練を始める。 |
2001年12月23日 | 最後の訓練を実施する |
2002年1月 | 前の会社、リストラを始める。訓練中止。 |
2003年春 | 心房細動であることが判る。航空身体検査不適合状態へ。 |
2008年5月 | 職場転籍。ランニングを再開する。 |
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2016年暮れ | 年齢も考え、2017年中に「外科的処置」(心臓カテーテルアブレーション)の実施を決意。 |
2017年3月 | 航空身体検査医(以下、検査医)を探し始める。最終的に都内の循環器医にて指導を受けることにする。 |
2017年6月ころ | 「心臓カテーテルアブレーション」を実施する医療機関を決定し、処置を9月に実施することが決まる。 |
2017年9月中旬 | 入院し心臓カテーテルアブレーションを実施した。 |
2017年10月 | 月1回、半年間のホルター心電図の測定始める。 |
2018年3月 | 各血液検査、心臓エコー、トレッドミル(ステージ7までいった)等実施。 |
2018年4月上旬 | 航空身体検査(2種・滑空機)を実施。検査医により5月の審査会による大臣判定へまわる。 |
2018年6月上旬 | 国土交通省より、6ヶ月限定、次回3月分のホルター心電図結果等を提出するとの判定が出、限定で適合状態になる。 |
2018年7月上旬 | 6ヶ月限定の航空機操縦練習許可証をゲット。 |
2018年7月7日 | 訓練再開。17年のブランクは大きく、もう一度初心者として訓練していきます。 |
「大臣判定」といえばなんとなくおカミの高圧的な仕組みのように思われますが、要は「航空身体検査マニュアル」に記載されている事項を実施・検査し、その値が制限内に収まっていれば「適合」になるようです。さすがにホルター心電図を月1回、半年間もするには初めは躊躇しましたが、最近の装置は胸に本体を貼り付けるものなので、以前よりはだいぶ楽になりました。
検査医の先生が大臣判定に向けた資料を用意するのですが、データの採取はすべてを検査医の先生でする必要はなく、先のホルター心電図は私のかかり付け医でOKですし、トレッドミル、CTスキャン等はカテーテルアブレーションを実施した先生にお願いしました。ただし、それらの先生には「航空身体検査」の意義・意味をよく説明して理解していただく必要があり、収集されたデータはすべて提供してもらう必要があります(ホルター心電図・トレッドミルの全波形、CTスキャンの全写真など)。ダイジェストのレポートではだめです。 国土交通省内で毎月1回審査会を実施し、判定されます。その結果は申請した検査医と本人あてに国土交通省から通知されます。同封された「適合」と大臣印が押された航空機操縦練習許可申請書を自分が住む地域を管理する空港事務所へ送付し、操縦練習許可証を得ます。これでOK。 |
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